ニシキと。

2024.11

ニシキと福祉。福祉事業について
ニシキの福祉
ニシキの福祉

現在、株式会社ニシキプリントは、就労継続支援B型事業所『ワークサポートひなた』を運営しています。また関連法人として、2か所の就労継続支援A型事業所、1か所の共同生活援助事業所(グループホーム)を運営する『一般社団法人東広島自立支援センターあゆみ』があります。

就労継続支援事業とは、「障害者総合支援法」に基づき、障害や難病のために一般企業で働くことが困難な人々を対象とした障害福祉サービスのことです。全国でA型事業所とB型事業所を合わせて、436,983名の方がサービスを利用しています(令和5年度)。

現在、B型事業所である『ワークサポートひなた』では、15名の方が日々事業所を利用されており、2か所のA型事業所を運営する『一般社団法人東広島自立支援センターあゆみ』では、延べ35名の方が通い、働いています。

愛・信・恕
創始の精神"愛・信・恕"

現在、障害福祉サービスを提供するニシキプリントですが、ニシキプリントと障害者雇用は切っても切り離せない関係にあります。

福祉サービスが世に浸透していない時代、ニシキプリントが障がい者を職場に迎えたのは昭和48年(1973年)。創業者である宮﨑忠は、「障害を持っていてもこんなに素晴らしい能力を持った人たちがいるんだなあ、大いに活用しなければならない。」と感じ、障がい者の積極的な雇用が始まりました。

  (あい)―人として相手も自分も愛しみ
    (しん)―人としてお互いがお互いを信じあい
      (じょ)―人として最高の行為である恕しあう気持ちを持つ

創始の精神として今も毎週月曜日の朝礼にて、唱和を行っています。ニシキの障がい者雇用に対する想いが創始の精神に宿っていることはもちろん、最近では、障害の有無に関わらず人を生かす経営の根幹にもなって受け継がれています。

この精神に乗っとって社員を始め、パート従業員(高齢者・女性)も、柔軟な働き方ができる職場を目指すよう取り組みを進めました。今では子育ての落ち着いたパート従業員が社員になるなど、会社と働く人がWIN-WINの関係になっています。

ニシキ
おもちゃ箱のような職場

サポートセンターあゆみ 東広島工場1F(製本/POD)

サポートセンターあゆみ

サポートセンターめばえ 本社2F(DTP)

めばえ

健常者も障がい者も共に意識しないで、
一緒にいるのが当たり前という会社を作る。

希望の工場を建設することを誓い、平成3年(1991年)に完成したのが、東広島工場です。エレベーターを備え、廊下を広くした、バリアフリーな社屋となりました。仕事を通して、障がい者の理解がすすみ、社会人として自立させ、生活ができるように職場を開放させました。

現在、東広島工場では『サポートセンターあゆみ』として15名以上の方が、働いています。また株式会社ニシキプリントが運営する『ワークサポートひなた』では、15名の方が働いています。

「いわば、我が社の中は、おもちゃ箱をひっくり返したような状態でもかまわない。ある時期が過ぎたら秩序の芽はふいて良い環境が形成されるものと確信する。」

「追悼集 宮﨑恕信」より

障害の有無は関係なく、老いも若きも、男女も関係なく、様々な方が働く、ニシキプリントです。

就労継続支援A型事業所 サポートセンターあゆみ
〒739-2117 広島県東広島市高屋台2丁目1-12
(ニシキプリント東広島工場内)
TEL:(082)434-5790 FAX:(082)420-4002

就労継続支援A型事業所 サポートセンターめばえ
〒733-0842 広島県広島市西区井口5丁目13-19-1F
TEL・FAX:(082)278-5373

一般社団法人 東広島自立支援センター
あゆみ1
あゆみ2
あゆみ3
あゆみ4
あゆみ5
あゆみ6
あゆみ7
あゆみ8
「はたらく・つながる・ささえあう」の実現へ

ワークサポートひなた 東工場敷地内

ひなた

はたらく つながる ささえあう

ニシキプリントが運営する『ワークサポートひなた』は、就労に結び付くことが難しい方を新たに手厚くフォローできる事業所となりました。就労継続支援B型事業所の運営を皮切りに、潜在的に存在する地域課題を印刷(情報発信)という方法を用いて解決へ導く会社を目指しています。

株式会社ニシキプリントは、現在57期目を迎えます。

受け継がれる創始の精神“愛・信・恕”を携えて
『はたらく・つながる・ささえあう』
地域づくりを目指しています。

就労継続支援B型事業所 ワークサポートひなた
ひなた1
ひなた2
ひなた3
ひなた4

2024.06

ニシキとプリント。印刷技術の変遷

1967年創業

宮﨑恕信

『ニシキプリント印刷』を広島市西白島町18-4に営業活動のみとして創業

広島市庚午中2丁目17-9に移転オフセット印刷機『ハマダスター500D(B4機)』を1台導入

広島市庚午中2丁目17-9に移転オフセット印刷機『ハマダスター500D(B4機)』を1台導入

和文タイプライター1台、タイプ謄写機1台、にて生産を開始

和文タイプライター1台、タイプ謄写機1台、にて生産を開始

庚午時代の印刷フロア民家の改築なので天井が低い

庚午時代の印刷フロア民家の改築なので天井が低い

1969年~1974年

1969年 大日本スクリーン製A3縦型カメラを導入
1970年 伊藤鉄工所製A判型断裁機を導入
1971年 ハマダスターA3型オフセット印刷機を導入
1973年 小森印刷機製菊半裁オフセット印刷機を導入
1974年 三菱シルバーマスター製版機を導入。ダイレクト製版化する

1975年

『株式会社ニシキプリント』へと法人化する。

1976年~1978年

1976年 リョービ印刷機製B4判2700型を導入
1978年 IBM製電子タイプライターを導入

1980年

新社屋完成(広島市西区商工センター7丁目5-33)
リョービA3判KNP機
リョービB4判全自動印刷機
大日本スクリーンA半裁カメラ、A半裁回転両面焼付機を導入

1980年

日本軽印刷工業会第23回軽印刷作品コンテストに於て
文字組版部門で労働大臣賞の栄に浴し、飼料部門の出品作品も金賞と、2点が受賞する

1983年~1989年

1983年 モリサワMK-20電植編集機を導入
1984年 MCT-11、モリサワMK-100、を導入
1985年 モリサワライノトロン202電植出力機を導入
     印画紙出力の内製化を始める。
1986年 組版システムとして富士通製IPS2WSを導入
1988年 モリサワMK―300を導入
     富士通製IPS 2WSを増設
1989年 モリサワROBO15XYⅡ手動写植機を導入
     富士通製IPS―GX 4WSを導入

1990年『アナログ・手作業の時代』

版の準備、インクの出る量、すべて手作業でした。インク量も目分量で少しずつ調整していた時代です。

カラーで印刷できる機械もほとんどない時代。単色(1色)機を数回に渡り回して、カラーにしていました。500部の両面カラーを、2日がかりで行っていました。当時は1色だけの色見本があったり、CMYK全部通した後でないと出来上がりが分からない怖さがありましたね。

技術の付け方も「見て覚える」が主流な時代。最終的に技術は自分で磨きました。

1991年

東広島工場完成(東広島市高屋町)
住友ミラー菊全判面両面印刷機、中綴じ製本ライン、プロキャップ、
写研製ローラSS等の設備、システムを導入

1993年~1998年

1993年 日本軽印刷工業会第36回作品コンテストに於て
     ニュープリンティング株式会社賞を受賞する
1994年 日本グラフィック工業会(旧日軽印)作品コンテストに於て
     日本軽印刷資材連合会会長賞を受賞する
     併せて文字組版部門の最優秀賞として石井賞を受賞する
1997年 フィルムセッター[FTR3050]を導入。マックDTPを増強する
1998年 オンデマンドプリントシステム、ゼロックス[ドキュテック]
     [ドキュカラー]を導入

2000年 『当時のニシキプリント』

両面の菊全が2台あった時代。印刷機を扱うオペレーターの人数も多く、本社・東広島工場あわせて8名くらいの人間で印刷機を回していました。

製版に時間を費やすことが多く(フィルムからの焼き付け等)、DTPの人は残業がとても多かった時代。フィルムや版とかの材料費がかかるから、今と比べて1個あたりの仕事の単価は、今と比べてたぶんかなり高かったと思う。(笑)

製本は、今ほど内製化できていなかった。社内ではできないことも多く外注をたくさん使っていた。

2001年~2008年

2001年 本社工場に菊四半四色オフセット印刷機
     DIAMIC COMTOP CTPセッターを導入
2004年 本社工場に菊半裁高速オフセット(表2色/裏1色)印刷機を導入
2005年 モノクロ複合機 コニカミノルタ ビズハブ プロ1050
     カラー複合機 MEP8050 を導入
2007年 A3ワイド版CTPプロッターを導入
2008年 DIAMIC FREDIA CTPプロッターを導入

2010年

東広島工場を増築
本社のプレス部門を東広島工場に集約する

2013年~2019年

2013年 PT-R8600 CTPセッター
    B2判高速多色オフセット印刷機を導入
2016年 VDP-CF3070 CTPセッター 導入
2019年 Canon imagePROGRAF PRO-4000S
    B0インクジェットプリンター導入

2023年

Ricoh Ri 2000 ガーメントプリンターB型事業所ワークサポートひなたにて導入
Cannon imagePRESS V900オンデマンド機(封筒用)を導入

2024年 『かめくんの工福ファクトリー』

PODルームの完成。iCE LiNK(Horizon)、BatchBuilder(RICOH)の導入。DXをすることにより、福祉事業所との連携をより強固なものにしています。生産の主力は徐々に福祉事業所へ。新しい形の生産体制を準備しています。

PODルーム PODルーム

Ricoh Pro 8320 Sオンデマンド機(モノクロ)を導入

情報発信のお手伝いをする広島の印刷会社ニシキプリント
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