今日は、広島おすすめスポットを兼ねて映画のロケ地と映画のご紹介をさせて頂きます。「時をかける少女」のロケ地、尾道と竹原です。
映画では、舞台は尾道と言われているのですが、実はほとんどが竹原の街で撮影されたそうです。何十年前に友達と二人で映画のロケ地を廻ってみようと尾道に行き、主人公の家などを一生懸命探してみたのですが、結局見つけることが出来ませんでした。しかし2、3年前に色んな雑誌やガイドブックに案内が出ていて、簡単にロケ地を見つけることが出来ました。尾道は何度も訪れるのですが、また別な世界の雰囲気を味わえる街です。私は大好きです。
ストーリー
土曜日の放課後、掃除当番の芳山和子は実験室で不審な物音を聞きつけ、中に入ってみるが人の姿はなく、床に落ちたフラスコの中の液体が白い煙をたてていた。フラスコに手をのばした和子は不思議な香りに包まれて気を失ってしまう。
和子は、保健室で気がつき自分を運んでくれたクラスメイトの堀川吾朗や深町一夫らと様子を見に行くが、実験室は何事もなかったように整然としていた。しかし、和子はあの不思議な香りだけは覚えていた、それはラベンダーの香りだった。
この事件があってから、和子は時間の感覚がデタラメになったような奇妙な感じに襲われるようになっていた。ある夜、地震があり外に避難した和子は、吾朗の家の方で火の手があがっているのを見、あわてて駈けつける。幸い火事はボヤ程度で済んでおり、パジャマ姿で様子を見に来ていた一夫と和子は一緒に帰った。 翌朝、寝坊をした和子は学校へ急いでいた途中で吾朗と一緒になり地震のことを話していると突然、古い御堂の屋根瓦がくずれ落ちてきた。気がつくと和子は自分のベッドの中にいた夢だったのだ。その朝、学校で和子が吾朗に地震のことを話すと、地震などなかったと言う、そして授業が始まり、和子は愕然とした。昨日と全く同じ内容なのである、そしてその夜、再び地震が起こり火事騒ぎがあった。
和子は一夫に今まで起った。不思議なことを打ち明けるが、一夫は一時的な超能力だと慰める。しかし納得のいかない和子は、一夫を探していて、彼の家の温室でラベンダーの香りをかぎ、気を失った。気がつくと和子は、一夫が植物採集をしている海辺の崖にテレポートしていた。そこで和子は不思議なことが起るきっかけとなった土曜日の実験室に戻りたいと言う。一夫は反対したが和子のひたむきさにうたれ、二人は強く念じた。そして、時をかけた和子が実験室の扉を開けると、そこには一夫がいた。彼は自分が西暦2660年の薬学博士で、植物を手に入れるためこの時代にやって来たこと、自分に関わりのある存在には、強い念波を相手に送って都合のいい記憶を持たせていたことを告白する。そしてすべてを喋ってしまったのでお別れだと告げた。和子は一緒に行きたいと言うが、彼は自分に対しての記憶も消さなくてはならないと言う。和子は嫌がるが、ラベンダーの香りをかがされ床に崩れた。
11年後、大学の薬学部研究室に勤めている和子は、実験室を訪ねてきた一夫とぶつかる。
二人はハッと思うがそのまま歩み去るのだった。
知世ちゃん
この映画を観た時は、私はまだ小学生でした。映画館で観に行くことはできなかったのですが、あの当時上映から2年後に金曜ロードショーで放送されて、ビデオに録画して、何度も観たことを思い出します。
原田知世ちゃんがブラウン管に現れた時、なんて可愛い人なんだあ――と一瞬で好きになり、知世ちゃんと同じ髪型にしたことを思い出します。その後も、知世ちゃんの映画をいっぱい観まくったことを思い出します。
尾道の街
その映画のきっかけで尾道のことを知りました。尾道は何度も訪れてもいい街です。何年か前には尾道ラーメンが食べたくなり、その足で尾道まで車で走らせたことが何度もあります。県外の友達や海外のお友達が広島に訪れた際には必ず尾道へ行きます。まず、千光寺に行ってお参りし、その後尾道ラーメンを食べて、少し街を探索し小腹が減ったら、ロープウェイの下にある茶房こもんのワッフルを食べて、海岸側に行き一休みをして、家路に帰るという感じです。
最近は港付近におしゃれなお店も増えて、「ONOMICHIU2」は、自転車と一緒に泊まれる「HOTEL CYCLE」、世界一の自転車ブランド「GIANT STORE」、瀬戸内の魚介類を使ったレストランやバー、ベーカリーなど充実した施設です。サイクリニストのために誕生しましたが、そうでない人でも楽しめる場所です。あと、路地裏にある小さな雑貨屋さん「monolom(モノロム)。私がいつも訪れるお店ドーナツテイクアウト専門店「夕やけカフェドーナツ」さん。その他すべて紹介出来ないぐらい沢山有ります。また、尾道に行きたくなります。
「時をかける少女」を観て、ちょっと尾道・竹原を探索してみてください。
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