『パルプ・フィクション』  ~ mo-riのシネマシアターvol.6 ~

今回は映画『パルプ・フィクション』を紹介します。
『パルプ・フィクション』は1994年公開の映画です。クエンティンタランティーノの監督。
1994年のアカデミー賞では7部門にノミネートされ、脚本賞を受賞しています。カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞しています。
 
ストーリーをざっと言いますと
①カップルがファミレスで強盗の相談をしている。
②マフィアの二人は、取引の品であるスーツケースを取り戻すべく、殺しに向かう。
③ギャングのボスは、プロボクサーに八百長試合を頼む。
④マフィアの一人が、ボスの妻の世話を頼まれる。
短編のお話が4つあり、それが一つに繋がるストーリー。あまり内容をお話しすると面白くないので、ストーリー内容はこの辺りにしておきます。
 
この映画は、最初から観ていないと何が何だか分からなくなるストーリー です。一度観ても面白いのですが、再度観たら、もっと面白さが分かる映画だと思います。
ジョン・トラボルタがツイストを踊るダンスシーンや、妖しい雰囲気を醸し出した、マーセルの妻を演じるユア・サーマンが魅力的。
ブルース・ウィルスが主役ではあるのですが、他のキャストに喰われてしまい、なんとなく地味な印象を受けてしまう、でもカッコイイ所も魅せ、時折見せるブラックユーモアで思わずニヤついてしまうシーンもあります。
 クエンティンタランティーノ監督は仁侠映画、主に深作欣二の作品の大ファンであり、映画のワンシーンではブッチ役のブルースウィルスが日本刀を武器として使用するシーンがあります。後の監督自身が出演する『キル・ビル』の映画のワンシーンにも日本刀を使用しています。
 
私がまだ20代前半に見た映画の中で最も衝撃を受け、映画の見方を別の角度で観る事を教えてくれた映画でした。人によっては、あまり好まれない映画かもしれませんが、興味がある方は一度この映画をご観覧してみてください。
 

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