こんにちは、くわわです。
今月のテーマは『DEEP広島』。
私は広島出身ではないのですが、長く過ごしている土地なので郷土愛というものがあります。そんな私なりに、広島県人以外にあまり知られていない(であろう)もの…をご紹介したいと思います。
今回は食べ物を取り上げます。
『がんす』
広島弁の「がんす」(「~です」「~でございます」の意味)を名前につけた揚げ蒲鉾です。
地元のスーパーでしか見たことがありません。
私が最初に見たのは10年ほど前、我が家で飲み会(…まだ『女子会』などというかわいらしい言葉がなかった頃でしたから、単なる飲み助の集まり)に友人が持参してきたときです。
原材料はすり身、野菜、一味唐辛子など。これを長方形に成形し、パン粉を付けて揚げます。
サクサクした食感と、野菜の甘みが特徴で、酒のつまみにぴったりです。
そのまま食べても良し、オーブントースターでカリカリになるまで焼いて食べるも良しというお手軽さがいいですね。
これと似た商品で、『カープかつ』というカツフライもありますが、こちらは有名ですね。土産物屋などでよく見かけます。これもビールによく合います。名前もいいですね。げんを担いで縁起がいい。
カープの試合を見ながら『がんす』や『カープカツ』食べてビールを飲むというのもいいですね。
『イカの姿フライ』
私の大好物です。これは県外でも見かけます。でも販売元を見ると広島産がほとんど。このことはあまり知られていないのではないでしょうか。
オーソドックスなものからちょい辛なものまで、種類は豊富。
大手のスーパーに行くと、割れてしまったものを大きな袋に詰めたパックも売られていたりします。味と食感は正規品と同じですからこちらがお得ですね。不思議なことに全然割れていないものも中に入っていたりするのですが(笑)。
これもビールとよく合います。
『レモスコ』
広島名産として近年有名になったレモンを使った調味料です。
広島の老舗で、たれを作るメーカーさんが売り出した『タバスコ』ならぬ『レモスコ』。
原材料はレモン、酢、こしょう(青唐辛子)、塩(aiさんが取り上げた海人の藻塩を使用しています)のみ。保存料、着色料などは一切使われておりません。
すっぱくて辛くてうまい調味料です。
パスタやピザにはもちろん、肉や魚やサラダまで何にでもかけられます。
更に、島根県奥出雲産ハバネロの入った『レモスコRED』もオススメです。普通のレモスコのさわやかな黄色と比べて攻撃的なまでに鮮やかな朱色が食欲をそそります。辛いもの好きにはたまらない逸品です。
『こいわし料理』
瀬戸内海で取れる新鮮なカタクチイワシで作る料理です。お刺身や天ぷらでいただくのが定番です。これは広島県の郷土料理を語る上では外せないものですね。でも牡蠣やお好み焼きほど全国で知られてはいないと思います。
ウィキペディアによると、
小鰯の刺身は、鰯を手開きし中骨、ハラワタを取る。この後、何度も水を換えて洗うことで特有の臭みが取れ、身が締まる。地元では「七度洗えば鯛の味」と言い慣わしてきた。生姜醤油で賞味するのが定法である。
…とあります。
私が広島に来て初めて小鰯の刺身を食べたとき、その形とおいしさにびっくりしたのを覚えています。それまで刺身と言えば、かつおやまぐろなど、大きな魚しか知らなかったので…。
小鰯の天ぷらなんてビールのつまみに最高ですね。
…振り返ってみると、広島の名物ってビールに合うものばかり。もみじまんじゅうは別として…。
県外の方には知られているようで知られていない(私の主観ですが)、もっともっと多くの人に知ってもらいたいものを選んでみました。
海と山に囲まれて温暖な気候に恵まれた広島には、他にもおいしいものがたくさんあります。
これからもたくさん見つけて機会を作ってみなさんに発信していけたらと思っています。
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