輸血用血液が足りません!

今さらこの挨拶もなんですが、本年最初の登場になるので…

明けましておめでとうございます。よっさんです。

本ブログも2009年8月の開設から今年で丸6年。記事もずいぶん充実し…いや、よんも言っていますが、もっと印刷屋らしいネタを増やさなければと思う今日この頃です。本年もよろしくお願いします。

…と言いながら、印刷に関係のないネタですが(汗)

先週、夕食準備の合間に見ていたテレビニュースで、広島県内の輸血用血清が非常に不足していると報道されていました。ガラガラだった献血保管棚の映像に衝撃を受けたので、今回は献血について取り上げたいと思います。

みなさんもご存じのとおり献血は、病気の治療や手術などで輸血を必要としている患者さんのために、健康な人が自分の血液を提供するボランティアです。血液は、栄養や酸素の運搬、免疫など人間の生命を維持するために不可欠ですが、この機能を完全に代替できるものは現在のところありません。そのため、医療現場において輸血は欠かすことのできない治療法となっているのです。

日本国内では、1日あたり約3,000人の患者さんが輸血を受けていると言われています。また、患者さんによっては大量の輸血を必要とする場合もあります。現在のところ、人工的に血液を造ることはできません。また、輸血用血液の有効期限は21日(※赤血球製剤の有効期限。血小板製剤は有効期限4日)と短く、長期保存することもできません。このため、輸血に必要な血液を確保するためには、常に1日あたり約15,000人分の献血が必要なのです。

今日の広島県の献血状況がこちらです。どの血液型も非常に不足していることがわかります。特にこの時期は、風邪などで体調を崩したり花粉症の薬を服用する人が多くなることから、全国的に献血者が減少し血液が不足しがちになるようです。

献血によって助かる命があります。私が見たニュース番組でも再び取り上げていましたが、受けると元気になる輸血を「アンパンマンのエキス」と呼んでいた小児がんの4歳の男の子がいました。これは2006年放送と古いのですが、これを見ると、自分の体に流れている「アンパンマンのエキス」を誰かのために、と動かずにはいられません。…と言いつつ、注射が大の苦手でまだ一度も輸血をしたことがないので献血の意義を力説する立場にないのですが、献血先輩のくわわさんにならい、今度勇気を出して献血ルームに行ってみようかな、と思いました。

あなたも、献血、行ってみませんか?その先に、待っている人がきっといるはずです。

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