どうも、よっさんです。
8月20日早朝に広島市北部を襲った大規模土砂災害から半月が過ぎました。何の被害もなく、以前と変わらぬ生活を続けられている私が取り上げてもいいのかとずいぶん悩みましたが、広島に住む者として触れずにはいられない出来事だったので、「おすすめ本」とは関係ありませんが特別に割り込みます(私のおすすめ本については後日のお楽しみに…)。
8月19日夜8時ごろから降り出した雨は、私の住む佐伯区でも「いつもとは違う!」と思わせるに十分な勢いでした。停電こそなかったものの何度かあった瞬電に親子でおびえ、夜中激しい落雷の音に何度も目を覚ましました。でも、同じ頃同じ市内であのような災害が起きているとは、夢にも思いませんでした。
被害の大きかった安佐南区や安佐北区は、広島市内でも人気のベッドタウンです。広島県が土砂災害危険箇所数全国一であることはこれまでの報道で知ってはいましたが、その事実と「人気のベッドタウン」が結びついていませんでした。災害後の報道で、過去に何度も土石流を起こしていた地域だと知りましたが、おそらく多くの広島市民が「まさかあそこで」と思っているはずです。
※県外に住む知り合いからいろいろ心配されましたが、中でも同じ商工センターで勤務経験のある知り合いから「商工センター浸水しなかった?」と連絡がありました。以前はちょっとの雨でもすぐ浸水していた商工センター地区ですが、防災対策工事を重ねたおかげか今回浸水の被害はなかったようです。
今回に限らず災害発生時によく指摘されるのが避難勧告のタイミングで、今回もいろいろ報道されています。が、真夜中であれほどの雷雨の中、外に避難できたでしょうか?いや、それ以前に、東日本大震災後私の頭の中は 災害=地震 という認識になっていました。半年前の地震をきっかけに非常備蓄用品の点検をしましたが、大雨や土砂災害への備えや避難行動については全く考えていませんでした。どんな災害が起こるか、地震だけでなくいろいろな災害を想定し、自分の身に危険が迫った時には自治体の情報だけに頼らず命を守り「逃げる」スキルを身につけなければならない、と痛感しました。
そして、自宅付近の避難場所はチェックしていましたが、海にも川にも近く海抜の低い会社周辺の避難場所は知りませんでした!現在、全社(ニシキプリント・あゆみ)挙げて防災対策を進めています。
広島市全体で見たときに大きな被害を受けた企業多数、というわけではないようですが、景気に水を差すのではないか、という報道も耳にしました。でも、こんなことで弱ってはいられない!前を向いて、少しずつでも復興していくしかありません…という言葉を何の被害も受けていない私が言うのもなんですが、今は広島全体に沈んだ雰囲気が漂っているように感じるので、この暗い気持ち、思いを吹き飛ばしてみせたいと思います。
そのためには、何としてもカープの優勝を…っ!!!ついでながらも切に切に願う、今日この頃です。
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広島市社会福祉協議会が運営する広島市災害ボランティア本部サイト
気象情報・土砂災害警戒情報や土砂災害危険度情報、XRAIN雨量などの広島県の土砂災害危険度情報をお知らせするサイト「広島県土砂災害危険度情報」
広島市では平成26年8月19日からの豪雨災害により被害を受けた被災者への援護の一助として、次のとおり義援金を受け付けます。
(このほかにも中国新聞社会事業団など複数団体で義援金を受け付けています。ご協力よろしくお願いします!)
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