こんにちはaiです。
今月は読書の秋に向けてオススメ本の紹介月間です。
秋の夜長
ウイスキーをちびちびやりながら
本の世界に身を任せる
オシャレな過ごし方ですよね~
こんなシチュエーションを思い浮かべてみてください。
今回はオシャレな大人時間にaiオススメの本とお酒をご紹介します。
★★
ビール+「お父さんは心配症」
岡田 あーみん
伝説の少女漫画家岡田あーみん先生をご存知でしょうか?
月刊誌「りぼん」で私が小学生の頃(1983~1988)大人気だった漫画家です。少女漫画雑誌の王道「りぼん」でこのようなシュールかつ変態ギャグ漫画を連載していた事実が衝撃的でありました。
心配性すぎるお父さんと娘(父子家庭)の日常の話です。娘の恋人はまともな青年だったはずなのに,ハチャメチャすぎるお父さんと関わる毎におかしな感じになってきます。
子どもの時に笑っていたこととは別の,大人でしか解らない笑いもあります。その一線を越えた変態っぷりから現在での連載は不可能と思われます。
好き・嫌いがはっきりと別れる漫画です。
この漫画はハマれば大爆笑しながら最後まで読むはめになります。笑いすぎて喉が渇きますのでビールが合うでしょう。
冒頭からオシャレ過ぎる作品を紹介してしまいました。
次の本は少しオシャレのハードルを下げてみましょう。
★★
ジンバック+「世界で一番小さな家 NANO HOUSE」
Phyllis Richardson
とても少ないスペースながら,機能的で美しいデザインの小さい家の紹介です。
近代建築の巨匠ル・コルビジェは,住空間に最低限必要なものを3つ挙げました。
1.暑さや寒さ,雨,泥棒から身を守るシェルターであること
2. 日光を貯蔵する容器であること
3.調理や仕事,私生活それぞれにあてがう部屋を提供すること
これらの条件を見事にクリアし,かつ遊び心があるデザインの家を40例紹介しています。
宇宙船みたいな家,真ん丸の家,低エネルギーのためのecoな家など,最後まで飽きることなく読み進められます。
自分ならここにどうやって住もうかなぁ・・・。
この発想はなかった!などと考えながらページをめくっていると,時間を忘れてしまいます。ここは深酒は禁物。爽やかだけどちょっぴり辛口大人味のジンバックでほろ酔いながら,40件の小さな家を訪問してはいかがでしょう。この本は一人だけでなく,家族や恋人,友人など大切な誰かと一緒におしゃべりしながら読める本です。
私は図書館に行ったら必ず建築の本を一冊は借り,「渡辺篤史の建もの探訪」テレビ朝日系列(広島では毎週土曜朝 10時25分~) というテレビ番組は毎回録画している程,インテリアや建築が好きです。この本に紹介されている家の中には前衛的過ぎて自分のライフスタイルには合わないと思うものもあります。しかしその突拍子もない発想は,暮らしを彩るスパイスです。偏ったアイデアが,平凡な私の日常を変えていくのを肌で感じます。固定概念に囚われた暮らしをしていると心が詰まってしまいますが,考えを柔軟にすればちょっとした不便もクリアできます。日常生活の工夫をすることで,日々が充実し,自分自身のアイデア力も養われる。と,働く主婦のaiは感じます。
考え方は一つではないのです。
★★
最後に紹介する本はがっつり読書したい時にオススメの本です。
オシャレかどうかは・・・社会派ミステリです。
★★
ウイスキー+「確信犯」
大門 剛明
広島を舞台に司法制度を問う,社会派ミステリ小説です。
ミステリとしても面白いのですが,広島が舞台なので地理関係や方向感覚が完全に把握できて読みやすいです。マツダスタジアム,広電,夜の平和公園など,観光じゃない普段の生活圏の広島を感じることができます。東京から来た美人の弁護士(元裁判官というものすごいキャリア)が過去裁いた殺人事件の真相を探っていく話。裁判の話は難しいし,とっつきにくいのですが,解りやすく入り込みやすいです。くどくど難しい表現をしていないからでしょう。現在の司法制度全般の問題点を簡単に提起した本と言えます。
物語は後半あたりから急展開していきます。
あまりネタバレも良くないので,物語の盛り上がりをお酒で例えてみました。
前 半:まったりウイスキーをちびちび
中 盤:物語が盛り上がってきたのでここらで情熱的なテキーラへ
最終章:最後はショットグラスでウォッカをガツン
という感じです
ああああ
ということで読書の秋です。
ほとんどミステリばかり読んでいるので出来るだけ変わった本を読みたいと思っています。
この後のメンバーのオススメ本は何が出てくるのでしょう。
ワクワクして待っているaiなのでした。
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