gulaのオススメ本の紹介!「失はれる物語」

皆さんこんにちは!gulaです。

最近はだいぶ涼しくなってきましたね~。昼はまだ少し暑いですが、朝晩はエアコン無しでも過ごしやすくなってきたなと思います。秋が近づいてきていますね。
さて、今月はテーマ月です。今月のテーマは「オススメ本の紹介」ということで、早速1冊紹介していきたいと思います。

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gulaがオススメする本は乙一さんの「失はれる物語」です。この本は8作品が入った短編集で、切ない描写の作品が多い一冊となっています。

乙一さんの作品は大きく分けて2種類に分けられていて、グロテスクな残酷さや人間心理を描く路線が黒乙一、切なさや優しさを描く路線が白乙一と呼ばれています。ちなみにgulaは、基本白乙一しか読みません。

この「失はれる物語」は白乙一の路線の作品で、切ない心情描写が丁寧に描かれています。8作品全部好きなのですが、特にしあわせは子猫のかたちがgulaのお気に入りです。以前の住人が通り魔にあったという事故物件に住み始めた主人公のお話なのですが、優しい雰囲気と切なさのバランスがよく、前向きな気持ちの余韻に浸れる作品でした。ちょっぴりミステリー要素も入っています。

表題作の「失はれる物語」は、交通事故で右腕の肘から下の皮膚感覚以外全てを失った男のお話です。男の下した決断、その先の未来を考えると、どうしようもなさ、孤独感を感じて切なすぎでした…(/□\*)

また、「Calling you」と「傷」はそれぞれ、「きみにしか聞こえない」「KIDS」という映画にもなっています。きみにしか聞こえないはドリカムが主題歌を歌っていますよ。そちらも機会があれば一度ご覧ください。

短編集なので、手軽にサクサク読み進めることができると思います!ぜひ一度読んでみてください(゚ー^*)

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