シンです。気が付けば今年もあと2週間余り。私はと言うと毎年この時期恒例の年賀状の宛名印字の業務に忙殺される毎日が続いています。人の年賀状の世話ばかりでなく、そろそろ自分の年賀状の準備もしなくては…。
さて、私が担当する今年最後のブログは、今月の統一テーマである「冬と言えば」と題してお送りします。人はそれぞれ自分なりの「いやし」を何かしら一つくらいは持っているものですが、私の場合は自宅の猫の額ほどの庭に植えられたキンカンの木がそれだと言えます。そこで今回のブログでは、このキンカンの木についてご紹介しましょう。
1.キンカンの木が庭の邪魔者からいやしの対象に変わるまで
人には植物好きの人と植物に全く無頓着な人と2種類あるようですが、私は後者に属しているようです。家に猫の額ほどの庭がありますが、コンクリートで舗装していない土のある部分は放っておくとすぐに雑草が生えてくるので煩わしく、いっそ庭全部をコンクリートで覆ってしまいたいと思う位でした。
キンカンの木は私が今住んでいる家に引っ越して来た時に私の親の手で植えられたものですが、私はその木を世話をするわけでもなくほったらかしで、水やりもろくにしてはいませんでした。それがこの3~4年前くらいから、この時期になるとかなり大きな実がつけるようになり、自然の植物の生命力には全く驚かされたました。
こうなると人間とは現金なもので、たまには水やりをしたり、葉を食い荒らす害虫(どうやら蝶の幼虫のようですが)を見つけると駆除したり、世話の真似事のようなことをしたくなってみたりするものです。こうして植えられた当初は見向きもしなかった木が、今では緑の少ない冬に青々とした葉と黄色い大粒の実をつける「いやし」の存在になったのです。
2.キンカンの実は当たり年と外れ年がある
昨年は日当たりが良かったせいか、キンカンが大豊作でした。例年だと、豊作の後は木が力を使い果たしてしまうせいか、次の年は木が弱って痛々しいほどの不作の年となるのですが、今年は夏の暑さが秋の初めまで長く続いた気候のせいか、珍しく豊作が続きました。しかも昨年よりもかなり早くから青い実が成り始めました。そして今では実は黄色に熟し、食べ頃となっています。
ほとんど世話をしないので当然ですが、無農薬なので安心してそのまま食べられます(笑)。しかし残念なことに、「ミカン買ったら皮やるぞ。キンカン買ったら実やるぞ」というおはやしがある位で,キンカンは皮が甘く、実は酸っぱいので、そのままかじっても酸味が強すぎてあまりおいしくありません。そのため、砂糖や蜂蜜で丸ごと甘露煮にしたりすることが多いのだそうです。さすがに自分ではそこまでできないので、ビタミンCが多く,風邪の予防に効果があるということで、薬だと思ってかじることにしています。
3.キンカンあれこれ
キンカンは漢字で「金柑」書き、植物ではミカンの仲間です。もともとの原産は中国で、俳句では秋の季語だそうですが、上で述べたように実が熟して食べ頃になるのは初冬の12月くらいからです。
全くの余談ですが、虫刺されなどでつける「キンカン」には金柑は全く使われていないそうです。あれは「金冠堂」という会社が作った薬なので、そういう名前がついているだけなのだとか。しかし、同社のホームページで紹介されている「金柑のど飴」にはその名の通り金柑エキスが配合されているそうで、何だかややこしい話です。
4.終わりに
シン担当の今年最後のブログの内容としては今一つだったかも知れませんが、テーマに沿った話題ということで、これでご勘弁を。
最後に、これからますます寒くなりますが、みなさん健康にお気をつけ下さい。それではちょっと早いですが、また来年お目にかかりましょう。
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