こんにちは、くわわです。
このところめっきり寒くなってきましたが、みなさん風邪などひいてらっしゃいませんか?
ところで今日は『ボージョレ・ヌーボー解禁の日』ですね。
普段ワインをあまり飲まなくても、この日ばかりは何故か飲みたい気分になられるという方も多いのではないでしょうか?
私はワインが好きなのですが、ワインについての知識がほとんどありません。
よく行くワインバーでソムリエさんが選んだものを美味しくいただくだけです。
そこで隣り合わせて仲良くなった人におすすめのワインなどを尋ねられることもあるのですが、当然のことながら全く答えられません(笑)。
まあ、ワインの基礎知識くらい知っておいても損はないと思いますので、今日は自分の勉強を兼ねて、『ボージョレ・ヌーボー』について調べてみました。
(私のブログって印刷会社とは全く関係のないことばかりですね)
そもそも『ボージョレ・ヌーボー』って何?
『ボージョレ』(Beaujolais)は、フランスのブルゴーニュ地方の南部にある地区の名前です。
『ヌーボー』(Nouveau)は「新酒」の意味。つまり、『ボージョレ・ヌーボー』とは、『ボージョレ地区で作られた、出来たてほやほやのワイン』です。
出来たてらしく、フレッシュでジューシーな味わいが楽しめます。
毎年11月の第3木曜日午前0時に販売が解禁されます。つまり日本が一番早く解禁されるのですね。だからこんなに盛り上がるのかな?
ちなみに全生産量の1/4を日本が輸入しているそうです。
そもそも解禁日がなぜ設けられたかというと、早出し競争による品質低下を防ぐためだそうです。
以前は日にちが固定されていましたが1985年より改定されました。
なぜ木曜日なのかと言いますと、本場フランスのワインショップやレストランは日曜日がお休みのところが多いからだそうです。
『ボージョレ・ヌーボー』は、その年に収穫されたブドウで作られた新酒のワインなので、その年のブドウの作柄を確認するという役目もあるようです。
使われるのは『ガメイ種』というブドウのみです。この品種は粒が大きくて皮がうすいので、超フルーティでフレッシュな果実香にあふれ、渋みが少なく爽やかな酸味をもつワインを生み出すのが特徴です。ちなみに『ガメイ種』は他の産地ではほとんど見かけない、とても生産量の少ない品種です。
『ボージョレ・ヌーボー』ってどうやって作るの?
『マセラシオン・カルボニック』という醸造方法で作られます。舌をかみそうな名前ですが、日本語に訳すと『炭酸ガス浸潤法』です。
通常は収穫したぶどうを破砕して発酵させますが、『ボージョレ・ヌーボー』は短期間で仕上げるためにブドウを潰さずにそのまま発酵させます。
ブドウを房ごとそのままステンレスタンクの中に入れていくと、重みで下の方のブドウがつぶれて果汁が出てきて発酵が始まります。発酵が始まると炭酸ガスが生成され、つぶれてないブドウの実の中でも様々な成分が生成され、独特の風味が生まれます。バナナみたいな匂いという人もいるようです。この方法で作るワインはタンニンが少ないわりに色が濃く、渋みや苦みが通常のワインより少なくなり、炭酸ガスによって酸化が防止されるのでフレッシュに仕上がります。
『マセラシオン・カルボニック』法は他に、炭酸ガスを外から注入して発酵を促す方法もあるようですが、ボージョレの人々は自然発生の方法を行っているといわれています。
この方法によって、『ボージョレ・ヌーボー』は収穫から出荷まで約6週間という短期間で出来上がるのです。
『ボージョレ・ヌーボー』は赤だけ?
赤だけではありません。ロゼもあります。
ただし、作っている生産者が少ない上に、日本に輸入される種類も量もとても少ないようです。
そして、ボージョレ・ヌーボーには『白』はありません。
ただし、ボージョレ地区の北に隣接するマコン地区やロワーヌ地方が『白のヌーボー』を出しているようです。
『ボージョレ・ヌーボー』の飲み方
通常のワインは冷やしすぎるとタンニンによる渋みが強調されて飲みにくくなってしまうので、常温で飲むのが美味しいとされますが、『ボージョレ・ヌーボー』の場合は渋みが出ない作り方をしているので冷蔵庫で一時間ほど冷やして飲む方が美味しいようです。
『ボージョレ・ヌーボー』の特徴は何といってもフレッシュさが売りです。、通常のワインとは異なり、熟成させると味が落ちてしまうので、出来るだけ早く飲むのがよいとされています。
気になる今年の出来は?
今年は天候面は非常に良好のようなので、香り豊かでフルーティーな味わいに仕上がっているそうなので大いに期待できるということです。
ただ、今年は円安の影響で一部値上げの動きもあるようです。
そして、くわわは…
本日、飲んで参りました! そう!昨日の夜から飲みに行ってそのまま0時まで粘って…。おかげで寝不足です…。
香りはとてもフルーティーで大変飲みやすかったです。これは『がぶ飲みワイン』ですね。
最近は、カウントダウンなど、以前のような盛り上がりはないようですが、『ボージョレ・ヌーボー』は、赤ワインが苦手、もしくは飲んだことがないという方にとって、飲みやすく、とっつきやすいものだと思います。
年に一度のイベントですので、この機会にぜひ、『ボージョレ・ヌーボー』を楽しみ、ワインに親しんでみてください。
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