弁当力はすごい!~この本はオススメです!!

どうも、よっさんです。

以前の「秋の読書」特集でも新聞を取り上げたほど、普段あまり本を読まない私…いや、時間がなくて(←言い訳)…月2回は娘と図書館に行くのにナゼだ…。
ですが、たまたま図書館で借りたこの本がすっごくよかったのでご紹介します。

[amazonjs asin=”4772704809″ locale=”JP” title=”すごい弁当力!―子どもが変わる、家族が変わる、社会が変わる”]

4年前の刊行当時テレビでも紹介されたようなので、紹介するには“旬”を逃していますが…。

この本は、「弁当の日」の取り組みと、日本を変えるかもしれない「弁当力」のすごさを、感動的なエピソード交えて紹介している本です。

「一昨日の夕食は覚えてないけど、何年も前に食べたお弁当の思い出は忘れない」…言われてみればこの「弁当力」、すごいと思いませんか?

そんな“力”を持つ弁当を、子どもたちだけで作ってみようというのが「弁当の日」の取り組みです。2001年に香川県の小学校から始まり、2013年1月時点で全国1100校以上で実施されています。

大切なルールは「親は手伝わないで」子どもたちだけで弁当を作ること。
献立作り、買い出し、調理、弁当詰め、片づけまで全て子ども自身で行い、親は見守るだけ。この取り組みを通じ、子どもたち、そして大人たちも変わっていくのだそうです。

考案者の竹下先生による「卒業生へのことば」が、「弁当の日」のねらいを端的に表しています。

あなたたちは、「弁当の日」を2年間経験した最初の卒業生です。
「親は決して手伝わないでください」で始めた「弁当の日」でしたが、どうでしたか。
食事を作ることの大変さが分かり、家族を有り難く思った人は優しい人です。
手順良くできた人は、給料を貰える仕事についたときにも、仕事の段取りのいい人です。
食材が揃わなかったり、調理を失敗したりしたときに献立の変更ができた人は、工夫できる人です。

……以下長いので割愛しますが、ぜひ本書で読んでみてください。

著者はこの「弁当の日」の取り組みに感銘を受け、教鞭をとる大学で「弁当の日」を実践しています。今では、社会人となった卒業生が自分の職場で「弁当の日」を広めているそうです。

弁当は単なる「お昼ごはん」ではありません。
弁当を作れば、おのずと朝ごはんも作って食べるようになります。
弁当を作る相手のことを思えば、食材や調理方法に気を遣うようになったり、相手のことを思いやる気持ちが生まれます。

サブタイトルの“子どもが変わる、家族が変わる、社会が変わる”もあながち誇大表現でない、と思わせる内容です。

もう何年も自作弁当の私ですが、中身といったら冷凍食品が半分を占める“チンチン弁当”で…。せめて長期休みに作る娘の弁当くらいは、冷凍食品に頼らず手作りおかずでがんばろう!と決心しました。
お弁当にまつわるエピソードや体験談ばかりなのに、料理の苦手な私でもそう思ってしまうすごい本です。

弁当作り、いつやるの?…今でしょ!

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