こんにちは、シンです。
本日はバレンタインデーですね。関係ある人には年に一度の一大イベントでしょうが、無関係な人には普通の日と何ら変わらないという両極端に分かれるのがこの日なのではないでしょうか。
私はというと、残念ながら本命のチョコをくれる人もいないので、会社で何個か義理チョコをいただくのですが、いただいた途端、早くも3月14日のお返しを気にしなければいけないのでちょっと憂うつではあります。
さて、今回のブログのテーマは、そんなバレンタインデーの話題とは全く無関係な話で恐縮ですが、弊社のオンデマンド印刷用の複合機(モノクロ・カラー)が最近更新されましたので、その使用感について述べたいと思います。
1.さらば、初代モノクロ複合機よ!
弊社には、モノクロ・カラー2種類のオンデマンド印刷用の複合機(レーザープリント方式)がありますが、特にモノクロ複合機については、使用頻度が大変多く、機械の損耗も進んでいたことと、プリントで送るデータの容量が大きかったりすると、複合機側のデータの処理が追いつかず、出力するのにものすごく時間がかかったり、最悪の場合には全くプリント命令やキー操作を受け付けなくなって、フリーズといったこともまれに起きることがあり、新しい機種への更新が特に待ち望まれていたところでした。
今月の2月2日の土曜日、弊社の休業日に新しい機材の搬入があり、初代のモノクロ複合機は引退することとなりました。確かに、これまで長く使って来た間には、色々とトラブルもあった機械でしたが、とにかくこの機械のお陰で何とか仕事をこなせてきたことは間違いありません。物言わぬ機械に対してではありますが、思わず「長らくありがとう。本当にお疲れさま。」と言ってあげたい気持ちになりました。この後は分解されてリサイクルされる運命かと思うと、ちょっとかわいそうな気もしますが、モノクロ複合機のような大きな機械を2台も置くスペースもないので、いたしかたないところです。
ちなみにカラー複合機の方は、オーバーホール後、弊社の東広島工場に転勤して引き続き活躍してくれることになっています。
2.新しい複合機の設置およびプリンタドライバのインストール
機械の搬入は、専門の運送会社さんのチームによってスムーズに行われました。その時に私のしたことと言えば、自分の机が搬入の邪魔にならないように一時的に移動したくらいでした。そして機械が運び込まれた後は、機械の所定の場所への設置、パーツごとに分割されていた機械の組み立てが行われ、組み立て後、ようやく機械の電源が入れられる状態になりました。
このような印刷会社向けの複合機に限らず、一般のプリンタ全般に言えることですが、プリンタを取り替えると、必ずその機種に合ったプリンタドライバをパソコンにインストールしなければなりません。弊社では、各オペレータの使用しているパソコンそれぞれにプリンタドライバをインストールする必要があり、それだけでもかなり大変な作業になります。弊社の場合、MACが数台ある他はすべてWindowsマシンです。十数台のパソコンにプリンタドライバをインストールするのは、一昔前であれば大変な作業でしたが、最近はプリンタドライバーもプリンタのネットワークのIPアドレス(「192.XXX.X.XXX」など、Xは0から9までの任意の数字)さえ知っていれば誰にでも簡単にインストールできるように改良されていて、プリンタドライバのインストールも思ったほど大変ではありませんでした。
3.いよいよプリントテストへ!!
私が休日を返上してまで機械の設置に立ち会うことにしたのは、休み明け早々にもプリントしなければならない案件が数件あったからです。オンデマンドの出力担当としては、新しい複合機でこれまでのように問題なく出力できるということを確認しておかなければ、とてものんびり家で休んでいられませんからね。
早速プリントジョブを複合機に送り、週明けから出力予定の案件をモノクロ複合機で出力してみました。出力はさすがにきれいです。前のプリンタの出力解像度が600dpiであったのに対して、今回更新された機械は1,200dpiと改良されているので当然と言えばそれまでですが。ただし、出力してすぐに問題も発見しました。表裏で縦の長さが合わないのです。
ページの上の方の横線の入った柱部分(ワードなどで言う「ヘッダ」部分)とページ番号(ワードでは「フッタ」。)までの長さが表と裏でわずかながら違っています。均等にずれているのなら簡単に合わせられますが、ページ番号は表裏で合っているのに柱の線の位置がずれているということになると、素人が合わせるのは容易ではありません。早速機械を調整して合わせてもらうことにしました。厳密には紙の種類によってこのズレには差があるのですが、弊社でオンデマンドで使用する紙はほぼ決まっているので、最も使用頻度の高い紙で合わせてもらいました。これで今までの通りの仕事であれば、何とか出力に困ることはなさそうです。
おわりに
まだ新しい複合機が入って10日あまりですが、入って早々、いきなり複合機出力の仕事が大忙しで、先週は本当に私は毎日出力に追われていました。ただ、それによって新しい機械の特性といったものもかなり分かって来たように思います。
まず、モノクロ複合機は文句なしに大幅に生産性が上がったような気がします。出力のスピードは以前のものと比べて変わらないのですが、データの処理スピードも大幅アップ、使用できる用紙の種類も大幅に増えました。以前の機械は最も使用頻度の高い上質紙に合わせて調整されており、表紙など本文よりも厚い紙だとトナーの定着不良の恐れがあり出力できませんでしたが、今回の機械ではそういった表紙用の厚紙でもちゃんとトナーが定着するようになったので、表紙も出力できるようになりました。ただ以前は部数によっては印刷してもらっていた表紙まで複合機で出力しなければならなくなるので、その分、今後は複合機の受け持ち範囲が広くなって大変になる気もします。
一方、カラー複合機の方は新しいせいもあってか、表裏の位置は良く合うようになったのは良いのですが、ジョブを機械に送った後の設定方法が以前の機械とかなり違っているため、まだ戸惑っているというのが本音です。しかし、今更使いにくいから以前の機械に戻してなんて言える訳もないので、こればかりは慣れていく他はなさそうです。
以上、どちらかというとモノクロ複合機の方にお話が偏ってしまった感がありますが、それは弊社ではオンデマンド出力の仕事は、現状ではモノクロの方が圧倒的に多く、また機械の更新による変化の度合いもモノクロの方が大きかったためです。
また、新たな発見がありましたら、この場でご紹介したいと思いますが、とりあえず今回はこの辺で。
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