シンです。月並みですが、盆休みが明けて1週間以上が経ち、もう休み気分もすっかり抜けた頃だと思いますが、みなさん暑さで体調を崩してはいらっしゃいませんか。私は、盆休み中はと言えば、私はいつもながら、どこにも出かけず、きわめてのんびりと休日を過ごさせていただきました。
さて、不覚にも先日やっと気付いたのですが、私が5月頃書いた、「アンドロイド・タブレット端末購入記」という記事、意外にもアクセスが好調なようです。まあ、一体何人の読者の方に最後まで記事を読んでもらえて、読んでためになったと思われたのかまでは知るよしもありませんが、確実に言えるのは、パソコン、スマートフォンに次ぐ第3の勢力とも言われる、タブレット端末に興味をお持ちの方が非常に多いということでしょう。そこで、今回は私のタブレット端末のその後の使用状況について報告したいと思います。
1.所有しているタブレット端末の紹介と近況
現在の私の保有している「タブレット」と呼べるものは、Android Tabletが3台、iPadが1台、Tablet PCが1台です。Tablet PCとはOSがWindows7のキーボードを持たないTabletパソコンです。Android Tablet2台とiPad1台については私の最近のブログでも購入したことを紹介していますが、それからさらに2台増えています。
まず、私が一番最初に買った7インチの画面のAndroid Tablet(中国製・日本のメーカーが販売)は、10インチワイド画面のAndroid Tablet(日本の某大手家電メーカー製)を購入後は、画面の狭さや電池の持ち時間の関係で使用頻度が減ったため、現在、知人に自炊した書籍や漫画のリーダーとして貸し出し中です。
従って、現在メインで使用しているのは10インチワイド画面のAndroid Tabletとなります。これは中古で入手、某大手家電メーカーが最初にAndroid Tablet市場に投入したモデルで、今はモデル・チェンジした新型が家電店の店頭に並んでいます。新型に比べると、Android OSのバージョンが最新の4.0でなく3.1であること、端末本体の厚みが新型に比べてかなり分厚く、それに応じて重さも非常に重い(何と765g!)という欠点もありますが、つくりはしっかりとしていて安っぽさはありません。携帯するには全く不向きですが、今のところ持ち歩くような使い方はほとんどしないので私はあまり気にしていません。
それから、ブログで紹介していないAndroid Tabletが一台ありますが、これは厳密にはタブレットと呼ぶのは正確ではないのかもしれません。というのもこのAndroid端末は分離不可のキーボードが付いているからです。しかし、これもAndroid OSを搭載しているので、Android Tabletの1種としてもよいでしょう。大きさは非常にコンパクトで、キーボード付きということもあって携帯のメモ用端末向きです。この手の製品では某文房具メーカーの開発したメモ専用端末(「ポ○ラ」)が有名ですが、これにはネットに接続する機能や、メール閲覧といった機能はないので、大きさでは「ポ○ラ」よりもかさばるものの、その他の機能は「ポ○ラ」に勝っています。値段も、中古だと「ポ○ラ」の新品を買うのと同じくらいでした。
それと、iPadはブログでも紹介したような経緯で、残念ながら今のところこれといった使い道もなく、冬眠状態です。このままだと、近々手放すことになりそうです。
そして最後に、Windows7ベースのTablet PCが1台。これは会社である人から(半ば強引に)格安で譲ってもらったものです。しかし、体感的には、これよりもAndroid OSを搭載したTabletの方がよほど軽快に動作します。Windows7はもともとTablet用のOSではないので、非力なCPUで動作させることに無理があるからかもしれませんが、とにかく動作がもたつき、あまりの動作の遅さにイライラすることが多いです。それでもGyao!などの動画配信サイトで動画を見る程度のことはできるので、使い道はそれぐらいでしょうか。最近はTablet端末に対応した動画配信サイトも増えてきましたが、どちらかと言えばまだWindows OSに依存した配信方法(アプリ・コーデック等)によるものが多いので、Windowsのパソコンでないと見れない動画もまだ多いです。
2.タブレット端末の性能について
さきにご紹介したTabletのうち、今現在、頻繁に使用しているのは10インチワイド画面のAndroid Tabletのみです。これを今何に使っているかというと、Kindle Reading Appsというアプリを入れて、Kindle Storeで無料の電子書籍を探してはダウンロードしています。探してみるとけっこう無料の電子書籍というのはあるものですね。ただし、まだ日本語の書籍はないようなので英語の書籍のみです。このアプリ、複数のプラットフォームに対応(Wondows、MAC OSX、Android、iOSなど)し、インストールしたどの端末からでも同じ本が読め、どこまで読んだかという情報も端末間で共有されるという優れものです。
ただ、私のメインのTabletに搭載されている内臓メモリは16GB。最近のAndroid Tabletの大半が32GB以上のフラッシュメモリを搭載しているのと比べると大分見劣りがします。このまま電子書籍のダウンロードを続けて行けば、いずれは限界に達するのは明らかです。仮に電子書籍のデータを外部のSDメモリカードに移せたとしても、アプリ側が果たしてそれを認識してくれるのかどうかも定かではありません。やはり通常のWindowsパソコンを「母艦」(ダウンロードした電子書籍の全データを格納する場所)とし、読みたい電子書籍のみをTablet端末にその都度ダウンロードして読むというのが現実的なところでしょう。
今後、Tablet端末が一層の高性能化、大容量化の方向に改良されて行くとしても、最初からパソコンよりも安く、薄く、軽くという不利な条件を背負っているようなものですから、パソコンに追いつき、追い越すのは土台無理な話です。こうして考えて見ると、Tablet端末に要求される性能はそんなに高くなくてもよいのではということになります。メイン(作業)メモリは1GB、内臓フラッシュメモリは64GBもあれば十分で、現在のTablet端末でこなせる程度の作業内容という視点で考えると、これ以上高性能にしても、逆に「宝の持ち腐れ」ということにもなりかねません。仮にうんと高性能なTablet端末を作ったとしても、値段が高すぎたらそんなものには誰も見向きもせず、普通のノートパソコンを買ってしまうでしょうから、本当にTablet端末というのは性能と価格のバランスが難しい商品だと思います。
終わりに
ところで、行きつけのパソコンショップに、気になるAndroid Tabletがあって、ずっと買うかどうか迷っています。迷っている原因はその値段のためです。中古にもかかわらず4万円近い値段がついた、某台湾の有名マザーボードメーカーが販売しているTablet端末こそ、Android Tabletの最高峰の一つと言えるでしょう。
着脱可能なキーボードを搭載し、さらにそのキーボードは充電池を内蔵し、端末本体の充電池と合わせて18時間という驚くほどの長時間駆動が可能。液晶を保護するガラスは衝撃や傷に極めて強い特殊な強化ガラスを使用、CPUも最新設計の高速なものを搭載しています。この機種に限ってはモデルチェンジした新型の方が、製造コストの問題からかスペックダウンしているというほどの超高性能モデルです。
しかし、さきほど述べたTablet端末の性能と価格の話の通り、4万円も出せば、ここ2年以内に発売された、かなり高性能な中古のノートパソコンが買えてしまうのも事実。おまけに、私の今みたいなAndroid Tabletの使い方だと、たとえ買ったとしても、せっかくの高性能が宝の持ち腐れになることは目に見えています。
実は、今月私は誕生日を迎えることもあり、自分へのプレゼントということで何とか手に入れたいと思っているのですが、何かと出費がかさんでいる折、多分叶わぬ夢で終わることになるでしょう。では、今回はこの辺で。
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