こんにちはaiです。
9月に入り,なんだか急に涼しくなりました。
過ごしやすくなりましたね。
朝晩がこれからグッと冷え込んできますから,
風邪などには充分注意しましょう。
今回は「名作」を味わうというテーマで,
しっとりと(?)お送りします。
ちなみに「名作」とは・・・優れた作品。名高い作品(有名な作品)
などの意味がありますが,人によって捉え方は様々です。
あくまでaiが「名作」と思ったものの紹介ですのであしからず。
「名作」小説や絵画だけではありません。
ありとあらゆるものに自分なりの「名作」があります。
今回紹介するのは,私が中学時代に熱中した漫画の名作です。
[医療系漫画の名作]
『スーパードクターK』 真船 一雄
<あらすじ>
神技のメスさばきと,強靭な肉体,
天才的な頭脳を持ち合わせている奇跡のドクターがいます。
彼は裏の世界でしか生きられない宿命の天才医師「ドクターK」。
様々な事件や陰謀に巻き込まれながらも,病に立ち向かい解決していきます。
Kの噂を聞きつけ治療を依頼してくる政治家,テロリスト,マフィアなどと関わるうちに,常に裏社会から命を狙われる身となってしまい,一つの土地には留まっていられないという,ハードボイルドさも魅力の一つです。
その一方でハートフルな一面も覗かせます。
医療系ヒューマンドラマです。
<名作の理由>
この漫画は医学についてかなり真面目に切り込んでいるのですが,
ドクターK(以下K)のキャラ設定がすごいんです。
まずびっくりするのは,マント姿のKのいでたちです。
マッチョで,口数も少ない。なんだか北斗の拳みたいな風貌です。
でも彼は現代の最先端を生きるスーパードクターなのです。
そんな筋骨隆々のマント男がいきなり,
「今すぐ手術(オペ)だ」
といって病院にやって来たりします。
病院関係者は最初はその非常識さに抵抗しますが,
なぜか手術の執刀はKが。
「この正確なメスさばき・・・この男は神か?」
オペを見た医者達は一様に驚き,彼を認めます。
かなり強引な話です。
でもそういうところが魅力的なのだと自信を持って言えます。
あとKは,ほんの少しの情報から病名を言い当てます。
その発見がもう少し遅ければ命に関わるのです。
この漫画を読んでいた当時,まだ中学生だったのですが,
ちょっと具合が悪い時なんかは,
ドクターKになら絶対私の病状がわかるのになぁ・・・。
とKに恋焦がれていたものでした。
この夏,実家の本棚で『スーパードクターK』に再会し,
今一度読み始めました。
大人になって改めて読むと,
子供の頃には解らなかった粋な部分も発見したり,
子供では感じられなかった暖かいエピソードなども理解できたりしました。
みなさんも,かつての本棚を振り返ってみてはいかがですか?
今では「名作」と感じるものがたくさんあるはずです。
<『スーパードクターK』詳細>
講談社の「週刊少年マガジン」で,1988年~1998年に連載していました。
単行本は全44巻出ています。ネットや古本屋さんでゲット出来ます。
現在続編の『K2』(ケーツー)が講談社刊行『イブニング』連載中です。
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